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Contents
- 25年10月新車販売台数【上位20車種】 ビンファスト12か月連続首位
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2025年11月17日~2025年11月23日)
- 今週の銘柄評価
PVパワー[POW]
- 編集後記
「タンディン総合病院で医療保険を利用して救急受診した体験」
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1. 25年10月新車販売台数【上位20車種】 ビンファスト12か月連続首位
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ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年10月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよび地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト=VinFast含まず)は前月比+24%増、前年同月比では▲2%減の3万7910台だった。このうち、国産車が前月比+19%増、輸入車が同+28%増となった。
専門家によると、10月の販売が前月から伸びたのは、年末の販促キャンペーンや供給改善の他、低金利などが追い風となり、消費者がローンを組みやすくなったことで自動車需要が高まったためだという。
1~10月期の新車販売台数は、前年同期比+10%増の28万9331台だった。このうち、国産車が前年同期比+2%増、輸入車も同+18%増。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、2025年1~10月期の新車販売台数の表あり) |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2025年11月17日~2025年11月23日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ビンファスト、インドネシアの金融機関6社と提携 EV販売加速
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)はこのほど、インドネシアの大手銀行・金融機関6社と提携覚書(MOU)を締結した。同国におけるEV販売強化に向けた金融支援策を拡充することが狙いだ。
提携先は、◇PTアディラ・ディナミカ・マルチ・ファイナンス(PT Adira Dinamika Multi Finance)、◇PTバンク・ウリ・サウダラ・インドネシア(PT Bank Woori Saudara Indonesia)、◇PT CIMBニアガ・オート・ファイナンス(PT CIMB Niaga Auto Finance)、◇PTマンディリ・トゥナス・ファイナンス(PT Mandiri Tunas Finance)、◇PTメイバンク・インドネシア・ファイナンス(PT Maybank Indonesia Finance)、◇PTスニンド・クックミン・ベスト・ファイナンス(PT Sunindo Kookmin Best Finance)の6社。
低負担の頭金と柔軟な審査でEV購入を後押し
今回の協業により、ビンファストと各金融機関は共同マーケティングの実施やローン審査プロセスの効率化を進めるほか、頭金を抑えた融資条件や競争力のある金利を備えた金融商品を提供する。対象は、車両とバッテリーをセットで購入するモデルと、バッテリーリースモデルの両方。
・・・<続きはサイトでご覧ください>
2 位 ビンG、特別株主グループが過半数を保有 年初から株価5.5倍
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、株主構成と事業戦略に大きな変化が起きている。同社は株主の意見聴取を完了し、増資、事業内容の追加、定款改定に関する3つの議案がすべて承認された。
また、ファム・ニャット・ブオン会長が関連企業へ株式を拠出した結果、VIC株の約58%を保有する特別株主グループが形成されたことも明らかになった。同グループの保有比率は以下の通り。
◇ブオン会長:10.04% ◇ベトナム投資グループ(VIG):32.5% ◇ビンスピード(VinSpeed):9.77% ◇ビンエネルゴ(VinEnergo):4.3% ◇グリーン・スマート・モビリティ(GSM):1.3%
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・ PVパワー[POW](2025年11月26日 発行ベトナム株通信 第5718号)
BIDV証券[BSI](BIDV Securities)はペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)傘下の発電会社大手PVパワー[POW](PV Power)株の理論株価を1株1万7700VND(約105円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。
政府は10月28日付で決議第66.6号/2025/NQ-CPを公布し、PVNの権限を拡大した。これにより、PVNは油田開発計画や投資総額の一部変更について、当局の承認を待たずに決定できる。手続き期間の短縮により、B鉱区・オモンガス田やブルーホエール(Ca Voi Xanh)天然ガス田など大型案件の進捗加速が期待されている。
短期的には、冬場の燃料需要期入りと地政学リスクを背景に原油価格が堅調で、石油・ガス株の支援材料となっている。
POWの業績改善も見込まれる。2025年10~12月から第2ニョンチャック火力発電所の減価償却費が大幅に縮小し、売上総利益は約1500億VND(約8.9億円)押し上げられる見通しだ。2026年には減価償却費が前年比▲約90%減となり、為替差益約1770億VND(約10.5億円)も計上される可能性がある。第3ニョンチャック液化天然ガス(LNG)火力発電所と第4ニョンチャックLNG火力発電所は2025年末に順次商業運転を開始する予定。
同社は資本増強に向けた3つの株式発行案を承認した。全て実施された場合、資本金は23兆4190億VND(約1400億円)から30兆6790億VND(約1830億円)へ増加し、上場後初めての増資となる。
2025年業績見通しは、売上高が前年比+40%増の42兆5520億VND(約2530億円)、親会社株主帰属利益が同+82%増の2兆0270億VND(約120億円)と予想されている。 |
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4. 編集後記
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スタッフが週替わりでお届けする「編集後記」。 今週はベトナム人スタッフのMaruchanがお送りする、「タンディン総合病院で医療保険を利用して救急受診した体験」のお話です。
この間、Maruchanはちょっとした“事件”を経験しました。夕食を食べたあとお腹が痛み始め、嘔吐もしました。夜のうちに良くなるかと思っていましたが、翌朝になっても治るどころか、さらに症状が悪化してしまったため、ホーチミン市タンディン総合病院(街区・村レベルの病院で、旧称は1区総合病院)へ向かいました。よくよく思い返すと、前日に冷蔵庫に長く置いていた残り物を食べてしまったことが原因だったのかもしれません。
<タンディン総合病院のロビー。見た目は古くて質素ですが、全体的にきちんと整っています>

まず驚いたのは、救急外来での受け入れがとても早かったことです。救急室に直行して、入口で「先生、お腹が痛くて、吐いてしまって…」と言った瞬間、そのままベッドに案内され、すぐに診察が始まりました。待ち時間はゼロ。個人情報の確認も電子保険証として使える身分証明書を渡すだけで、書類の記入や追加の手続きもなく、本当にスムーズでした。
<痛みに耐えきれず、そのまま救急室へ直行。ドアを開けて“痛い、痛い…”と訴えると、すぐに医師が対応してくれました>

救急室では、医師からの臀部への筋肉注射、何かの溶液の服用、そして採血検査など、一連の処置を受けました。どれも痛くなく、医師は明るく丁寧で、安心できました。4時間ほど救急室で経過観察を受けましたが、部屋は冷房が効いていて清潔で、落ち着いて横になることができました。
検査結果が揃った後、医師は症状について説明してくれ、帰宅時には処方箋も手渡されました。ただ、その処方箋を見てびっくりしました。「なんで診断名がこんなにたくさんあるの?しかもそれぞれにコード番号まで…?!」
<救急でいただいた処方箋。診断名の多さ(K59.1:消化機能障害、K29:胃炎・十二指腸炎、K21:胃食道逆流症、A97:デング熱の疑い)に最初は戸惑ったけれど、すべてを丁寧に記載してくれているんだなと実感>
 ↑処方箋には、診察予約ができるQRコードまで付いていました。
後で調べてみたところ、コード番号は医療の国際基準であるICDコードに基づいて記載されていることが分かりました。
今回のように印字された処方箋を受け取ると、患者としては助かります。というのも、昔は医師が手書きで処方を書いていた時代があり、その頃の“お医者さんの字”といえば、正直ほとんど読めないことで有名でした。その点、現在のように診断名も薬名もはっきり印字された処方箋だと、自分の病名や治療内容を正確に把握できるので、安心感があります。
今回の経験で何より嬉しかったのは、診察・検査・薬代がすべて医療保険で全額カバーされ、自己負担が一切なかったことです。
改めて実感したのは、ベトナムの医療保険のアクセスのしやすさです。個人加入でも年間126万VND(約7400円)、世帯加入ならさらに安くなります。医療保険は、電子身分証明アプリ「VNeID」アカウントにログインするだけで簡単に購入・支払いができ、窓口へ行く必要もありません。
ただひとつだけ、Maruchan が病院で残念に感じた点があります。それは、トイレが清潔ではなかったことです。ここさえ改善されれば、本当に最高だと思います。
photo by Maruchan —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |